閃輝暗点

閃輝暗点 | 体調に影響

片頭痛の前兆として、視界にかげろうのような空間の揺らぎ、チカチカ、ギラギラした刺々しい光などが現れる症状を閃輝暗点(せんきあんてん)と言います。

見えるもののパターンやバリエーションは人によって表現が微妙に異なります。かげろうのような空間の歪みに見える人もいれば、視界の一部にモザイクがかかっているように見えたり、ギラギラした光が激しく動いて見える人もいればボワッとした光の塊が拡がっていくように見える人もいるようです。

片頭痛の前兆として現れることが多いので、閃輝暗点が現れた後は頭痛に見舞われ、痛みは特に激しい傾向があります。慣れている方は閃輝暗点が現れた時点で頭痛薬を飲み頭痛に備えることもできますが、視覚に障害が現れるので気持ち悪さや不安に襲われることも。

また視界が覆われることが多いので、仕事中や運転中に起こるのが怖くなってしまうという事情もあるでしょう。現象は視覚障害ですが眼球に異常がある訳ではなく、原因はあくまで片頭痛に起因する脳の血管の収縮と拡張にあると言われていますので、予防を企てるとすれば片頭痛に対しての対処ということになります。

片頭痛の誘因となるものは多岐に渡り、ストレスや過労、飲酒、寝不足(過眠も)、女性であれば月経、チョコレートなどの食べ物が原因になることもあります。片頭痛持ちの方でしたら、何となくこういう状態のときは頭痛が来るということが分かっていると思いますので、それを避ける工夫をすることが閃輝暗点を予防することにも繋がります。

大事なことは、その閃輝暗点のような症状が一体何なのかをしっかり確認することです。閃輝暗点という症状のことを知っていれば、いざ閃輝暗点らしきものを見たとしてもあまり深刻には考えないかもしれません。

もともと片頭痛を持っている方なら多かれ少なかれ閃輝暗点という症状については知っていたり経験したことがあったりしますので、頭痛前に多少の目の不調があっても驚かないということもあるのではないでしょうか。

しかし、頭痛が起こらない場合の閃輝暗点ではまれに脳梗塞や脳腫瘍、脳血栓が原因で視覚障害が起こることがあります。とは言っても、それらの症状の場合は絶対に頭痛が起こらないということも当然ありませんので、あまり判断の参考にはなりません。

もしくは、例えば飛蚊症のように、純粋に目に異常があるから見え方に異常が起こることもあり得ます。閃輝暗点だと決めつけてしまうと、治療が必要な不調を見逃してしまう可能性もあるということです。

また、これは明らかに閃輝暗点だという場合でも、症状をコントロールすることは大事です。頭痛の前はよくあることで慣れているからと放っておけば、高頻度で症状に見舞われることになりかねません。医師に相談しておけば経験しなくても良かったかもしれない閃輝暗点や頭痛を防止するという目的のためにも、できれば病院に足を運びましょう。

診てもらう病院は、神経内科、頭痛外来、眼科と迷ってしまうかもしれませんが、ご自分が行きやすいところからまずは行ってみると良いでしょう。特別に脳に異常があって視力に障害が起こっているというケースが怖いので、できればスキャン画像を撮ってもらえると安心です。

閃輝暗点とは分かっていても、症状の真っただ中にいるときはやはり不安で、やっぱりもしかしたら脳に何かあるのかも…と考えてしまいませんか?閃輝暗点の症状だけでも辛いのに、そういった不安があると精神的にも落ち込んでしまいます。よくあることだからと放っておくのではなく、積極的に改善できるように意識してみてください。

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